経営計画書は何故必要なのか
大手上場企業には必ずある、経営計画書は中小企業で作成している
さらに、計画書はあるものの、会社全体で共有して活用して
しかしながら、企業を取り巻く環境は日々変化を遂げています。
ついこの間まで必要とされていた商品やサービスが、今日は必要と
『我社は長年これでやってきた。だからこれからも頑張れば大丈夫
この考えは、もはや通用しません。変化が起こらない業界は
そんな激変のさなかにあり、我々はどこに向かって帆を張るべきなのか。
その為にはどの方法で進むべきなのか、その時の私の役割は何なのか。
それが明確に示されていて全員に理解されている会社と、ただ頑張っている会社とでは、大きな違いが出てきてしまします。
だからこそ、環境変化の激しい未来に向かって、必ず必要なものが経営計画書なのです。
計画に根拠を持たせる6つのポイント
1.ビジョン
会社というのは、組織で成果を上げていきます。つまり経営者から
ですから、我社は何故この事業を営むのか。存在している意義は何
人が給与だけでは心の底から行動する事はありません。自分の大切
それを使命と呼びます。 同じ使命を持った人達が同じ目標に向かって活き活きと仕事をする
2.分析
常に変化している環境にに的確に対応して行く為には
そこには科学的に分析した確固たる証拠が必要です。
1つは自社に関係する社会や業界の変化を大きな目でとらえて行き
はたしてこれからどうなっていくだろうという事を、過去からの趨
2つ目は、自社の今を分析します。これらは数字が明確に教えてく
会計には財務会計と管理会計という2つがあります。
財務会計はルールに従い、金融機関や税務署に説明するものですが
自社が経営していく上での判断になる数字の分析です。
これを適切に行うことで、直観や、どんぶりの経営から脱却し、
確率の高い、根拠のある経営に近づけていきます。
3.目標
我社が獲得したい成果は何か?それを獲得すると、どんないい事があるのか。
それらを数字で表します。 何故なら、数字には曖昧さがないからです。
数字にした瞬間に全員の理解が一気に統一されます。
正しい目標を立てる事。これが成果につながる第1歩です。
4.戦略
目標への到達方法は星の数ほどあるものです。
それらの中から、最適な方法を見つけ出して行きます。
自社が置かれている環境や、強みや、体力、歴史や組織力などの様々な要因で正解が変わってきます。この方法を間違えて選んでしまえば、
社員は烏合の衆と化し、成果の出ない状況を作り出して
正しい戦略を立案することは、経営計画の中でも要と
5.管理システム
正しい戦略(手段方法)が立案出来たら、それが確実に効果的に実
自社にあった最適な管理体制を構築して行きます。
6.組織風土
どんなに素晴らしい計画も、人が動いて初めて成果が生まれます。
個々の力を成長させ、それらをチーム力として発揮して行き
その時に必要なものは、スキルや能力と同時に考え方という人格もとても大切な要素になってきます
最後に
このブログで、この激変の時代を生き抜いていく中小企業経営者に向けた
経営計画書の立案の仕方をつづっていこうと思います。
それは、様々な分析と思考を加えて内容のある経営計画書を作成するだけでなく、全員が理解して、何度も実行し、何度も修正しながら確実に目標達成に近づいていくための計画書を目指していきたいと思っています。